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【2022年】本当に必要なWrodPressプラグインを厳選して紹介

WordPressのプラグインは必要な機能をサクッと実装できるのでとても便利ですが、世の中には数千種類のプラグインが存在します。

中には、更新が止まっているもの脆弱性があるものなど、おすすめできないプラグインも数多くあります。

プラグインを入れすぎるとサイトが重くなったり、予期せぬバグが発生することもあります。

 

「WordPress プラグイン おすすめ」と検索しても、かなりのプラグインが紹介されていて「どれを使えばいいか分からない...」という方も多いはずです。

なので、今回はWordPress開発歴5年の筆者が実際に使ったことのある本当に必要なプラグインのみを厳選して紹介いたします。

 

なお、今回紹介するプラグインは開発者向けになります。

はじめに

プラグインを紹介する前に、いくつか注意点を解説します。

まず、プラグインをインストールする時は信頼できるものを選びましょう。変なプラグインを使ってしまうと、サイトの情報を抜き取られたり、バグが発生する可能性があります。

「信頼できるかどうか」を判断する基準は、

  • インストール数
  • 頻繁にアップデートされているか
  • 評価
  • 作者がその一つしかプラグインを開発していない

などが挙げられます。

インストール数
「数千以上」だとやや少ない印象です。ひとつの基準としては「1万以上」インストールされていれば安心です。

頻繁にアップデートされているか
最終更新が「数ヶ月前」であれば安心です。「1年以上」は少し注意が必要です。

評価
★4以上であれば安心です。2や3だと少し注意が必要です。

作者がその一つしかプラグインを開発していない
作者名をクリックすると、Githubや専用のページに飛びます。
そのページで作者が作っているプラグインが一覧で見れることもあります。
もし、変なサイトに飛んだりしたら、そのプラグインは危ないかもしれません。

 

次に、インストールするプラグインは10個以下に留めておきましょう。

厳密に10個まで!というわけではありませんが、インストールし過ぎるとサイトが重くなる原因になります。

それに、プラグイン同士が干渉してバグが起きる可能性もあります。

プラグインのアップデートも、インストールしている分対応しなくてはいけません。

インストールするプラグインはできるだけ少なくして、自分で実装できる機能は自分で実装するようにしましょう。

 

こちらの初期構築用テーマを使えば、人気記事や関連記事、ページャーなど様々な機能が実装済みなので、プラグインを使わずにそれらの機能を使うこともできます。

 

 

セキュリティ対策はこれ一つでOK!「SiteGuard WP Plugin」

様々なセキュリティ対策のプラグインが存在しますが、セキュリティ対策は「SiteGuard WP Plugin」だけで十分です。

 

WordPressはhttps://domain.com/wp-login.phpでアクセスをすると誰でもログイン画面へアクセスできます。

ログイン画面にアクセスできるということは、ユーザー名とパスワードを乱れ打ちで入力されたらログインされる可能性があるということです。

「SiteGuard WP Plugin」を使えば、ログインURLを自由に変更できるので、上記のようなリスクも軽減されます。

さらに以下のような機能もあります。

  • ログイン時に画像認証の設定
  • ログインx回失敗でロックする機能
  • 管理画面のファイル(/admin/)のアクセス制限

 

私は以下のように設定しています。

「ログインアラート」は、ログインするたびにメールが届くのが少し鬱陶しかったのでOFFにしました。

「ユーザー名漏えい防御」の設定の「REST API 無効化」機能を使う場合は注意が必要です。他のプラグインが動かなくなる可能性があるので、よく分からない方は機能はOFFにしておきましょう。

 

「ログインページ変更」以外の設定はデフォルトのままで大丈夫です。「ログインページ変更」の設定画面では、任意のログインURLを入力しましょう。

また、「管理者ページからログインページへリダイレクトしない」はチェックを入れましょう。

 

アップロードした画像を自動で圧縮最適化「EWWW Image Optimizer」

サイトの表示速度に大きく影響を与えるのが「画像」です。

「EWWW Image Optimizer」を使えば、画像をWordPressにアップロードする際に自動で圧縮、最適化してくれるので、サイトの表示速度が大幅に改善します。

 

通常、Webサイトで画像を使う場合は、適切なサイズに圧縮してからサーバーにアップしなければいけませんが、その圧縮作業を自動でしてくれるので、サイトの運用がかなり楽になります。

 

もしサイトが重いな...と思ったら「EWWW Image Optimizer」を使ってみてください。

 

大事な記事やテーマファイルをバックアップ「UpdraftPlus WordPress Backup Plugin」

バックアップ系のプラグインも数多くありますが、「UpdraftPlus WordPress Backup Plugin」はかなり多機能で使いやすいです。

データベース(記事情報)のバックアップは大事っていうお話
WordPressのベースはPHPファイルなので、そのファイルはGitなどでバックアップできますよね。
しかし、記事データはどうでしょう。記事データはサーバーのデータベースというところに記事情報(本文や画像など)が保存されており、それらはGitではバックアップできません。
もしサーバーのデータが全部消え去ったら、ファイルはGitから復元できても記事データは復元できません。
なので、データベースの情報は必ずバックアップを取るようにしましょう!

「UpdraftPlus WordPress Backup Plugin」には以下のような機能があります。

  • 週に1度、月に1度などスケジュールを設定して定期的に自動バックアップができる
  • バックアップの保存先を選べる(サーバー内、Googleドライブ、Dropbox、メールなど)
  • バックアップするファイルの除外設定ができる(任意のファイルのみバックアップ可能)
  • 復元もワンクリックで可能

 

バックアップのスケジュール
記事の更新頻度にもよりますが、「毎日」に設定しておけばまず問題ないでしょう。

バックアップの保存先
できれば運営しているサイトとは別のサーバーや、Googleドライブなどのクラウドストレージを指定しましょう。

 

記事の目次を自動で生成「Rich Table of Contents」

「Rich Table of Contents」を使えば、記事に目次を自動で追加できます。このサイトでも使っています。

できるだけ機能は自分で実装したほうがいいですが、目次を自分で実装するのはかなり大変です。ここは素直にプラグインに頼りましょう。

 

また、「Rich Table of Contents」の開発者は、有名なテーマ「JIN」の開発者と同一人物なので安心して使えます。

 

「Rich Table of Contents」の一番のポイントは「細かい設定」ができるところです。

  • 表示する見出しのレベルを指定(h2, h3など)
  • 見出しや目次全体のデザインを選べる

さらに、目次のHTMLがシンプルなので、自分でCSSを書いて見た目を整えることも容易にできます。

 

ローカル環境から本番環境にデータを移行「All-in-One WP Migration」

ローカル環境や開発環境のデータ(記事や画像など)を本番環境へ移行できるプラグインです。

移行系のプラグインは、「記事中の画像がうまく移行できない...」のようなトラブルが多いですが、「All-in-One WP Migration」は画像もしっかりと移行できます。

 

移行手順もとてもシンプルで簡単です。

  1. 移行元で「All-in-One WP Migration」をインストール
  2. サイトデータをエクスポートする
  3. 移行先で「All-in-One WP Migration」をインストール
  4. エクスポートしたデータをインポートする

 

インポート時に、エクスポート用のファイル容量が大きすぎると、制限に引っかかってしまうことがあります。

その場合は、エクスポート時に「テーマ」や「必須プラグイン」をエクスポートしないにチェックを入れると良いでしょう。

除外したファイルは、FTPなどで手動でアップロードすればOKです。結局移行させたいデータは、記事などのデータベース関係ですからね...。

小話
エクスポート用のファイルの容量制限を512MBまで緩和できるプラグインが以前は無料で存在したのですが、今はどうやら有料になっているみたいです。
以前はこのサイトからダウンロードできました。
「All-in-One WP Migration」の解説記事では、上記の方法がよく紹介されているので気をつけてください。

 

お問い合わせフォーム(2種類)

必要最低限の機能のみ「Contact Form 7」

確認画面が不要な場合は「Contact Form 7」が一番使い勝手が良いでしょう。

「Contact Form 7」は必要最低限の機能しかないので、管理画面もシンプルで分かりやすいです。

国内シェア1位のプラグインなので、カスタマイズ方法などを検索したら解説記事が大量にヒットします。

よっぽどな理由が無い限り、お問い合わせフォームのプラグインは「Contact Form 7」一択で良いと思います。

多機能で確認画面もある「MW WP Form」

確認画面が必要な場合は「MW WP Form」が良いでしょう。

「Contact Form 7」に比べ、「MW WP Form」は大量の機能があらかじめ容易されています。

確認画面、完了画面へのリダイレクトも管理画面上で設定できます。

複雑なお問い合わせフォームを作る場合は、こちらの利用を検討すると良いでしょう。

 

記事を複製「Duplicate Page」

記事一覧画面で、記事を複製できるようにするプラグインです。

開発中に「ダミー記事がたくさん欲しい...」のような場面で、いちいち記事を新規追加から作るのはとても手間です。「Duplicate Page」を使えばワンクリックで記事が複製できるのでかなりの時短になります。

 

サイトマップを自動で生成「XML Sitemaps」

XMLサイトマップを自動で生成するプラグインです。

サイトマップとは
検索エンジン(Googleなど)に記事などのコンテンツを認識してもらうために必要な、ページ一覧のようなデータです。
プラグインを使わないと、記事を作ったり更新したりするたびにサイトマップも手動で更新しなければいけません。
それだとかなり手間なので、プラグインを使ってサイトマップは自動で更新するのが一般的です。

サイトマップはSEO観点からかなり重要です。メディアサイトなどを作る場合は必ずインストールしましょう。

関連記事を自動で表示「Yet Another Related Posts Plugin(YARPP)」

投稿ページに、その記事に関する「関連記事」を表示してくれるプラグインです。どのような条件で表示するかをある程度制御できます。

「記事ごとに、好きな記事を表示させる」という機能はないですが、カテゴリーや記事内容に応じて自動で関連記事を表示させたい場合はこのプラグインがおすすめです。

「WordPress Related Posts」のプラグインもよく関連記事系のプラグインでおすすめされていますが、2022年4月現在のWordPressの最新バージョンでの動作が未検証と表示されていたので、こちらを使う際は気をつけてください。

Custom Blocks Constructor – Lazy Blocks

Gutenbergブロックエディタに、カスタムブロックを追加できるプラグインです。

自由にHTMLを定義できて、テキストを編集可能な状態でブロックを作ることもできます。

 

カスタムブロックをプラグインなしで作成する解説記事も一応貼っておきます。

WordPress Gutenberg ブロックの作成

 

「Advanced Custom Fields」の有料版である「Advanced Custom Fields PRO」を持っているなら、こちらの方法でもカスタムブロックを作れます。

【超簡単】WPでブロックエディタを自作できる、ACFとは?手順も解説

まとめ

本当に必要なプラグインを厳選して紹介しました。もちろん、今回紹介したプラグイン以外にも便利なプラグインはたくさんあります。

繰り返しになりますが、プラグインの使いすぎはバグやサイトの表示速度低下の原因になるので気をつけましょう。

 

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